LGBTとロリコンは何が違うのか
LGBT差別の記事を載せた雑誌「新潮45」休刊で大騒ぎですね。
話題の杉田水脈の論文や新潮45の擁護記事も読んだが
よくもまぁ…こんな邪悪な論説を展開できるもんだ。
休刊が妥当がどうかはともかく、
「こんな差別丸出しの感情を表に出すべきではないよなー」
と思っていたら、T京新聞のデスクが
「この状況で政権を支持しているLGBTはLGBTではなく『隠れホモ』!」
という違う方面で差別丸出しの意見を表明していたり。
カオスすぎるでしょ…。
LGBTを材料に論争が繰り広げられていて
もう何で揉めてたか良くわからない事になってる。
しかも
「LGBTを認めてるならロリコンも認めろ!」
みたいな過激派が出てきたり。
あーもうめちゃくちゃだよ…
今一度LGBTについて整理してみたので
以下の順で説明する。
1:そもそもLGBTとは
LGBTとは、以下の4つの頭文字。
- L レズビアン(Lesbian:女性の同性愛者)
- G ゲイ(Gay:男性の同性愛者)
- B バイセクシュアル(Bisexual:両性愛者)
- T トランスジェンダー(Transgender:こころの性とからだの性との不一致)
あと、この4つに属さない
・Qクエスチョニング(Questioning:特定の状況にあてはまらない)
という、その他カテゴリーもある。
広義的にはストレート男性/女性 以外の
性的少数者の総称として用いられている事も。
日本だと5~7%くらいがLGBTとか。
30人のクラスで1,2人いる感じ。
内訳的には
- L(レズ) …1.7%
- G(ゲイ) …1.9%
- B(バイ) …1.7%
- T(トランス) …0.5%
- Q(その他) …2.1%
らしい。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2017pdf/20171109003.pdf
意外とトランスジェンダーって少ないんやな。
TVなどでよく見ている有名人で当てはめるとこんな感じ。
- L レズビアン
…勝間和代 - G ゲイ
…マツコ・デラックス、クリス松村 - B バイセクシュアル
…カズレーザー - T トランスジェンダー
…はるな愛、カルーセル麻紀
こう思うと女装・男装や性別変更手術等の
倒錯な姿をしているのはトランスジェンダーだけで
あとは普通のオッサン、オバサンだという事がわかる。
ゲイのマツコ・デラックスは?
と思うかもしれないけど、
あの人はTVに出る時に女装してるだけで普段は普通のオッサンだから…。
つまりLGBTのうち、
「L」「G」「B」の三者は
『誰が好きか?』
という性志向。
「T」は
『自分は誰か?』
という性自認に関する類型である。
何故かみなさんごっちゃごちゃ! 「性同一性障害」と「同性愛」の違い | LoveHandi(ラブハンディ)
つまり別物。
じゃあなんでLGBTってひとまとまりにされてるのか?
なんでやろなぁ…。たぶん欧米の奴らが雑にまとめたんでしょ。
よくLGBTの話題をすると
ミニスカはいたオッサン「手術しないと性別変更できないとか差別です。
私の股間には男性器が付いてますし、妻も息子もいます。
しかし性自認は女性なのでトイレと更衣室は女性用を使用希望です。」
という人の扱いをどうするか?
「せや!専用のトイレを用意しよう!」
みたいな「T」トランスジェンダーの話題に日本はなりがちなんですけど
実はこういうLGBTの「T」は少数派で
大抵のLGBの人たちは普通に社会になじんでるんですよね。
だって『誰が好きか?』なだけだし。
じゃあ大多数が求めてる権利って何?
それは
「同性同士の結婚/交際を認めて欲しい」
基本これだけ。
2:交際は社会契約
人は何故、結婚するのか?
ぶっちゃけ老けるのと死ぬのは勝手に行われるが
結婚は意志がないと出来ない。
「結婚があるのは人間はホモサピエンスに進化した時から一夫一妻という制度だったから」
という回答をしがちだけど、
中世に西洋人が発見した南米等の部族とかは当時、結婚という制度自体なかったんですよね。
女は部族の男数人と交わって、生まれてきた子供は部族全体の子供として育てる制度。
それじゃ生まれてきた子供の父親が誰だかわからないじゃん!
と思いがちだけど
「いや部族全体の子供だから、自分の子供でもある。だからどの子供も養う」
と当時の男は語っている。
部族全体が一つの生命。
アリやハチのような。
じゃあなんで結婚という制度が生まれたのか?
答えは「財産という概念が生まれたから」
財産が個人に紐づいている限り、相続する子供が誰の子か?
というのが重要になってくる。
さっきの部族のようにヤリまくると問題起こりまくりなので
子供の父親が誰なのか?
を判別するために『結婚』という制度が生まれたと言われている。
つまり『財産あっての結婚』というわけですよ。
離婚が揉めるのは共有財産の分与をどうするか揉めるから。
この事を踏まえてLGBTの
「同性同士の結婚/交際を認めて欲しい」
とは平たく言うと
「パートナーとの財産共有を認めて欲しい」
という事。
つまり
- 住宅購入などで不利益にならないようにしたい
- 相続権を認めて欲しい
とかこういうの。
つまり結婚/交際とは社会契約であり、
LGBTの訴える権利とは
「自分たちの結婚/交際の社会契約は有効ですよー!!!」
というもの。
で、ぶっちゃけレズ・ゲイとロリコンの差って
この社会契約が有効か否かくらいしかないんですよね。
3:社会契約の有効度の判定
「レズ・ゲイとロリコンの差は社会契約の有効度」
って言うと叩かれそうだけど
ぶっちゃけ『誰が好きか?』という性志向の判定なんてコレしかないから。
- SMは双方の同意という社会契約があるからセーフ
- 重婚や親子の結婚は社会契約として認められないからダメ!
- ロリコンは判断が出来ない子供との社会契約は認められないからダメ!
- 獣姦や死姦は動物や死体が契約を結ぶことができないからダメ!
- 痴漢や強姦はそもそも契約してすらいないから論外。ブタ箱に行け!
という事ですよ。
LGBTも昔は
「同性同士での同意は社会的に認められないからダメ!」
だったわけだけど、最近は
「別に分別のある大人同士だからええんちゃう?」
となったわけですよ。時代の変化。
つまりLGBTと痴漢を同列に語ること自体がおかしい。
だって痴漢は一方的な暴力じゃん。
一方で「ロリコンは判断が出来ない子供との社会契約は認められないからダメ。」
の『判断が出来ない子供』って具体的に何歳よ?
これがわからない。
日本だと18歳未満とやると淫行条例に引っ掛かるから18歳未満っぽいけど
欧米でも16歳からセーフの国もあれば、
アフリカとか12歳とかで結婚してるし。
日本基準だと中学生の北島マヤに恋する良い大人の速水真澄とか犯罪ですよ。犯罪。
結局、
「このへんの年齢から判断つくから社会契約は有効!」
って線引きしてるだけなんすよね。
10歳以下のペドフィリアは流石にアカンと思うけど。
つまり
「レズ・ゲイとロリコンの差は社会的に認められてるか否か」
それだけ
(まぁこの差が大きいんだけど)
4:まとめ
LGBTの中には「気持ち悪いと思わないでくれ!」っていう人もいるけど
そんなこと言ったら、キリないじゃん。
かなりの年の差だったり、容姿が劣ってたりするだけでも白い目で見られるんだから。
あからさまな差別的発言はダメだと思うけど。
加藤茶だって若い女と結婚したからあーだこーだ言われてるわけじゃん。
別に本人が幸せだったらそれでよいと思うけど。
一方で作曲家・平尾昌晃はどうやら脅迫まがいで結婚させられた疑惑があって
この結婚は社会契約的に有効かどうか揉めてるわけですよ。
で揉めてる主因は財産なわけで、
やっぱ結婚は財産権からの派生イベントだな
と思ったり。
世知辛いなぁ…。
最後に全然関係ないけど子供の時、自分のキ〇タマの裏を見て
「縫い目みたいなモノがある!
もしかして自分は生まれて時は女で両親が男に改造したのでは?」
と思ったりしていた。
つまり、そろそろチンコが左右に分かれて
女に戻るころでは。
え、キモイ?
「気持ち悪いと思わないでくれ!」